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キャリアコンサルタントの登録、活動、自己研鑽

キャリアコンサルタントの登録制度については、職業能力開発推進法に定められています。
第23回の学科試験の問49にて出題されました。関連問題が第22回の「キャリアコンサルタントの自己研鑽」に関する記述で出題されています。 

ポイントは4つ。登録、義務(罰則)自己研鑽、更新についておさえよう。

目次

キャリアコンサルタントの登録

キャリアコンサルタント試験に合格したら、厚生労働省のキャリアコンサルタント名簿に登録をすることで、キャリアコンサルタントと名乗ることができます。

厚労省管轄であること、名簿に登録することをおさえておく。

キャリアコンサルタントの義務と罰則

信用失墜行為の禁止義務

キャリアコンサルタントの信用を傷つけ、又はキャリアコンサルタント全体の不名誉となるような行為をしてはならない。
違反時の罰則:登録の取り消しと名称の使用停止のいずれか

守秘義務

キャリアコンサルタントは、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。キャリアコンサルタントでなくなった後においても、同様とする
違反時の罰則:1年以下の懲役または50万円以下の罰金

守秘義務違反がもっと罰則(量刑)が重い

名称の使用制限

キャリアコンサルタントでない者は、キャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を名乗ってはいけない。
違反時の罰則:30万円以下の罰金

登録後の姿勢

  • 登録後は、更新講習を受けるだけでは不十分。学びと実践をバランス良く行う。
  • 更新講習には 多数の講習が設定されており、キャリアコンサルタント自身が業務状況や能力に応じて、習得が求められる知識・技能を付与する更新講習を適切に選択することが可能である。
  • 企業領域において活動しているキャリアコンサルタントは、社員に対して個別にアプローチすることにとどまらず、上司や人事部等へ働きかける能力養成が必要となる。 
  • 他分野・領域の専門家や関係者とのネットワーク形成が重要。また、実際に連携することになった時に備え、連携に関する知識も学ぶ必要がある。連携=リファー
  • スーパービジョンを定期的に活用する。

スーパービジョンとは

ひとりの視野による偏った応対、パターンに気づき、クライエントへのよりよい対応を発見することを目的に、スーパーバイザー(指導者)から指導を仰ぐこと。自身の成長にも関わる。
指導を受ける本人はスーパーバイジーと呼ぶ。
場合によっては、守秘義務やプライバシー保護に留意した上で、スーパーバイジーのキャリアコンサルティングの場に同席するケースも有り得る。

キャリアコンサルタント資格の更新

キャリアコンサルタントの登録は、5年ごとに更新を行わなければならない。

登録を継続する条件として、更新講習を受講する必要がある。
技能講習は30時間以上知識講習は8時間以上、合計38時間以上の時間を要する。

1年間の間に集中して時間を確保することは難しいため、計画的・段階的に受講をする必要がある。

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